66前期と66BIG-Eってディティールの違いってどうなんだろう?と思い、改めて見比べてみてどのような変化があるのか検証したいと思います。ビンテージデニムは沼みたいなものでデニムのディテールがわかってくるとその年代のデニムが欲しくなってくる。(笑)一種の病気ですよね!!いってみましょう!!
リーバイス66BIG-Eと66前期のディテールについて比較
- 66BIG-E、frontとback
- 66前期、frontとback
- トップボタンの比較
- フライボタン、カンヌキ留め比較
- バックポケットの比較
- 赤タブ比較
- ポケット裏の白タグ比較
- たて落ちについての比較
- サイドシーム(赤耳)比較
- 実際の2本を見比べての感想・考察について
1.66BIG-E、frontとback
BIG-Eの過渡期のモデルなのでBIE-E特有の粗々しいたて落ちが佇んでいます。(笑)BIE-Eとかはある程度洗濯してあっても色の濃さが比較的に色残りするところが好きです。backの奇麗に入ってるハチノスもかっこよいですね。
2.66前期、frontとback
66前期は奇麗なブルーでたて落ちが奇麗に入っているのが見受けられます。チョコチョコとペンキ飛びがあるのも雰囲気があって好きです。バックは紙パッチが欠損しているのが残念ですが色も6割くらいは残っているのでこれから履いて育てるのもいいですよね。テーパードも効いているのでワークでも家カジュアルでもどちらでも対応がOKなところがGOODです。
3.トップボタンの比較
66BIG-Eも66前期もトップボタン前は特に変化はなしですね。工場番号も同じく6番工場になります。
66前期
4.フライボタン・カンヌキ留め比較
フライボタンはどちらもシルバーボタンで、文字や星形のマークもだいたい同じですね。二重丸のなかのくぼみはBIG-Eは丸が大きく平べったい印象。66前期はくぼみの狭く丸が小さいです。
4-1カンヌキ留め
カンヌキ留めは、どちらも特に形状は一緒に感じられます。
5.バックポケットの比較
バックポケットは両方とも形状は同じです。
アーキュエイトステッチもオレンジ糸を使用しています。ポケットの大きさは66BIG-E 縦140mm横70mm 66前期 縦140mm 横750mmでした。大きさは若干66前期の方が大きいようです。
バックポケット裏は、シングルステッチになっています。66前期以降は、チェーンステッチになります。
6.赤タブ比較
66BIG-Eは若干寄り気味で、文字が大文字です。66前期はリーバイスのeが小文字となっています。同じ66でもここのディテールが違うのがいいですよね。
7.ポケット裏の白タグ比較
66BIg-E
66BIG-Eは白タグがなく、スレーキにスタンプが押されています。薄いけど製造年月日は73年2月製造になっています。
66前期
66前期の白タグ、収縮率が8%、製造年月日は73年11月、6番工場で製造された個体になります。
8.たて落ちについての比較
66BIG-Eは紫が強い青という感じで粗々しくて強いみたいなイメージです。66前期はまさに奇麗な青で上品な感じで清潔感があります。個人的には、濃い紫が好きなので66BIG-Eの色味が好きです。
9.サイドシーム(赤耳)比較
サイドシーム(赤耳)は特に形状に変化は見られませんでした。赤耳の裏はどちらもシングルステッチとチェーンステッチで製法されています。66BIG-Eでもシングル×シングルだったらいいのにって思いました。
10.実際の2本を見比べての感想・考察について
2本を見比べて思ったことは、BIG-Eの色味がBIG-Eの方が紫が残っていて、染料の仕様が異なっているのかな?と思いました。他は白タグがBIG-Eにはなくて、スレーキスタンプになっていたりするのも少し年代が上下するだけで変化が感じられることが面白いです。ただ2本とも奇麗なたて落ちをしていてこれぞヴィンテージと思う2本ですね。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント